日商簿記でケアレスミスへの対策を解決 ~公認会計士試験の会計学トップ合格者が伝授~

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ケアレスミス対策
受験生

簿記の勉強中に何度もケアレスミスしちゃうんだ・・・。

ため

ケアレスミスへの対策を紹介します。

本記事の内容
  • 簿記のケアレスミスの原因を解説
  • 簿記のケアレスミスの対策を解説
この記事を書いた人
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ため

<プロフィール>

  • 日商簿記1級をはじめて受験したときは81点、足切りで不合格
  • 高校卒業後に公認会計士試験を目指して受験に専念
  • 当時最年少で公認会計士試験に一発合格
  • 公認会計士試験の会計学をトップで合格

本記事を書いている私は公認会計士試験の会計学(簿記)をトップの成績で合格している簿記のプロフェッショナルです!

この記事はこんな人におすすめ!
  • 簿記の点数が伸びない人
  • 簿記でケアレスミスが頻発する人
目次

ケアレスミスとは?

簿記の勉強をしているとありがちなケアレスミスを例示してみます。

  • 月割を忘れた
  • 月割計算で1月間違えた
  • 電卓をたたき間違えた
  • 下書きの文字を見間違えた
  • 解答する数値を間違えた
  • 解答欄を間違えた

簿記を勉強した方々なら誰しも経験があるでしょう。

ため

特に筆者は字が汚いので、下書きの読み間違い、そもそも下書きの字が読めないことが日常茶飯事でした。

受験生

次から気をつけないとね。

ため

ちょっと待った! 次から気をつけるはNGです!

ケアレスミスへの対策

ではケアレスミスをなくすためにどうすればいいのか。

具体的に解説します。

意味のない対策方法

まずケアレスミス対策としてありがちですが、まったく意味のない対策方法です。

  • 同じミスを二度としないように気をつける
  • 問題文を丁寧に読む
  • 下書きは丁寧に書く
  • 電卓は丁寧に叩く

この対策を行った人は、きっと次回も同じミスをします。また違うケアレスミスも絶対にします。

ため

「丁寧に」や「気をつける」は最悪の手段です。こんな精神論では一生ケアレスミスをなくせません。

受験生

じゃあ具体的にどうするの・・・?

ため

真の対策はたったひとつです。

ケアレスミスへの真の対策

問題演習を重ねる!

ケアレスミスへの対策は最終的に「問題演習を何度も行う!」に集約されます。

受験生

え、今までの勉強方法と変わらないんだけど・・・?

ため

でも、考えて。そもそもなぜケアレスミスをするのでしょう?

実はケアレスミスの理由は集約するとたった2つです。

  1. 各論点の問題を解けるようになるまで理解が達していない
  2. 自分なりの解き方を確立していない

具体的な問題を見ながら考えてみましょう。

具体例

X1年10月1日に備品を1,000,000円(耐用年数5年、残存価額ゼロ)で取得した。

X2年3月31日決算時に計上すべき減価償却費を計算しなさい。

答え:100,000円 

解説:取得価額1,000,000円÷5年×6ヶ月÷12ヶ月=100,000円

基本的な減価償却費を計算する問題です。

この問題でありがちなケアレスミスは2つです。

  • 月割を忘れる(200,000円と回答してしまう)
  • 月数を間違える(7ヶ月で計算してしまう)

心当たりないでしょうか?

では、なぜ月割を忘れてしまうのでしょうか?
月数を間違えてしまうのでしょうか?

答えは明確です。

なぜ月割を忘れてしまうのか?

理解が完璧でないからです。

なぜ月数を間違えるのか?

解き方=月数の数え方を自分の中で確立していないからです。

もう少し具体的に解説します。

理解が完璧でないから月割を忘れる

この記事を読んでいる皆さんであれば減価償却費の計算方法は知っていると思います。

でも皆さんが知っている計算式は定額法であれば「(取得価額ー残存価額)÷耐用年数」ではないでしょうか。

この計算式は不完全です。

正確には「(取得価額ー残存価額)÷耐用年数×使用月数÷12ヶ月」です。

筆者の意識では減価償却費の計算イコール月割の要否は必ず確認すべきです。

減価償却費の月割はもはや常識です。

つまり減価償却費の月割を忘れるのはケアレスミスなんかじゃありません。

単に減価償却費の計算をマスターできていない、すなわち理解が完璧ではないのです。

解き方を確立していないから月数を間違える

減価償却費に限らず、簿記では月数を数える場面が何度も登場します。

皆さんどうやって月数を数えていますか?

この問いに即答できない方はまた月数を数え間違えます

どんな方法でも良いので、必ず同じ方法で数えるようにしましょう。

単純に数えるだけの作業であれば本来難しくないはずです。

しかし、本番や模試のような緊張する場面では単純な作業を間違えてしまうことが多々あります。

そのため自分の数え方を決めて、常にその方法を行うことが大切です。

ちなみに筆者は電卓を使って数えました。

今回の例題なら「10,11,12,1,2,3」と数えながら、電卓を「1,2,3,4,5,6」と押していき、今回は6ヶ月だなという数え方です。

指折りだと5を超えたときに間違えることがあったのでやめました。

つまり問題演習の繰り返しが必要!

ここまで読んでいただき、ケアレスミスの要因は理解不足と解き方の確立不十分であることをご理解いただけたかと思います。

では理解を完璧にし、自らの解き方を確立するためにはどうすれば良いでしょうか。

答えはひとつ。ひたすら問題演習を繰り返すしかありません

でもこれから問題演習を行う際は、常にここまで書いた内容を意識しながら問題を解いてみてください。

きっと世界が変わります。

ケアレスミスという言葉を二度と使うな!

最後にもう一度言います。ケアレスミスは理解不足と解き方の確立不十分です。

したがって簿記の問題をミスする要因としてケアレスミスであることはありえません。

二度とケアレスミスという単語は使わないようにしましょう!

ケアレスミスという単語は問題をミスした要因を深く分析せず、思考を放棄してしまう悪魔の言葉です。

まとめ

  • ケアレスミスは理解不足と解き方の確立不十分
  • 意識しながら問題演習を繰り返せば自ずとなくなる
  • ケアレスミスなんて存在しない

ケアレスミスなんて存在しません。

その意識を持ったうえで改めて問題を解いてみてください。きっと1ヶ月後にはケアレスミスなんてなくなります。

では、本日はここまで。最後まで読んでいただきありがとうございました!

ケアレスミス対策

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