日商簿記1級の勉強を始めようと思うんだけど、予備校の大原に通えば合格できるかな?
今回は大原の卒業生である私が大原の日商簿記1級講座を解説します!
- 資格の大原日商簿記1級講座について解説
- 資格の大原日商簿記1級講座の学費や講義について徹底調査
<プロフィール>
- 日商簿記1級は2回目の受験で91点合格
- 日商簿記1級をはじめて受験したときは81点、足切りで不合格
- 簿記も公認会計士も予備校は大原のみ
- 高校卒業後に公認会計士試験を目指して受験に専念
- 当時最年少で公認会計士試験に一発合格
- 公認会計士試験の会計学をトップで合格
本記事を書いている私は日商簿記1級を2回目の受験時に91点で合格しています!
- 日商簿記1級合格を目指す人
- 日商簿記1級を受験するか迷っている人
- 日商簿記1級の大原の講座が気になる人
大原簿記1級講座のここがすごい
学習項目のポイントを抑えたらあとはひたすら問題演習を繰り返すカリキュラムです。
「簿記は筋トレ」と言われるほど、とにかく問題演習をこなすことが合格への最短ルートになります。大原の簿記1級講座はまさに「簿記の筋トレ」をしっかりサポートしてくれます。
本記事ではそんな大原の特にすごいところの以下6つをご紹介します。
- 最短5ヶ月で合格できるとこがすごい
- 講師がすごい
- カリキュラムがすごい
- テキストがすごい
- 受講スタイルがすごい
- 合格実績がすごい
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最短5ヶ月で合格できるとこがすごい
具体的には「6月から勉強を開始し11月の試験に合格」というカリキュラムがあり、このカリキュラムであればわずか5ヶ月の勉強期間で合格が可能です。
ただし5ヶ月で日商簿記1級を合格するというスケジュール感は大変な勉強になります。
ほぼ毎日勉強漬けと思って間違いないでしょう。
それでも通常は半年以上、下手したら1年以上かかる日商簿記1級をわずか5ヶ月で合格できるチャンスがあるのであればぜひともチャレンジしたいカリキュラムだと思います。
ちなみに筆者は大原の特殊なカリキュラムを取りまして、勉強期間2ヶ月で日商簿記1級にチャレンジしました。
日商簿記1級の勉強以外のことは一切できなくなるのでおすすめはしません。
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講師がすごい
大原は他の簿記の予備校と違って学校法人であるという特徴があります。
そのため、大原の講師は正真正銘の学校の先生です。
また、大原の講師は合格に必要な力は【問題を読み解く力】と考えており、問題を読みとくためのわかりやすい講義を進めてくれます。
なお大原のパンフレットによれば、大原の講師の特徴は以下6つだそうです。
- 理解重視
- コンパクト
- 人気&実力
- 熱意
- 板書
- 分析力
卒業生として、他の予備校と一番違いを感じるのは「熱意」です。
他の予備校の講師の方も決して熱意がないわけではないのですが、大原はたまに宗教と揶揄されるほど熱い講師が多いです。
私は肌に合いましたが、人によっては暑苦しいと思う可能性もあります。事前に資料請求や無料講義などを受講して雰囲気を知るための情報収集は必須だと思います。
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カリキュラムがすごい
すでに書いた通り、大原はアウトプット重視を掲げています。
1級合格コースは全65回の講義ですが、インプットの講義が商業簿記&会計学30回、工業簿記&原価計算で22回、アウトプットの授業が直前模試12回と公開模試1回です。
つまりアウトプットの講義は全13回、講義のうち2割がアウトプット授業です。
2割って聞くとあまり多い気がしないけど?
いえいえ、他と比べるとかなり多いです!
日商簿記1級の講座で大原以外の有名どころとしてTACとクレアールがあります。
TACの1級合格本科生のカリキュラムはインプットの講義が72回、的中答練が10回と公開模試が1回です。そのため全83回の講義のうちアウトプットの割合は13%です。参考
またクレアールの1級ストレートパックの講義回数はHPに記載がないのでわかりませんが、アウトプットはファイナル答練3回と公開模試が1回です。
大原のアウトプット重視はカリキュラムの構成を見ても看板に偽りなしです。
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テキストがすごい
大原のテキストは単元ごとに「図形イラストによる解説→具体的解法→設例」の順に解説がされており、図形で理解、解法を確認、設例で復習という一連の流れがスムーズに行なえます。
またテキストと連動した問題集と解説が用意されているのですが、テキストが3冊なのに対して問題集が4冊あります。
最初に説明した通り、大原は「アウトプット重視」を掲げており、問題演習を重視していることから問題集の量がテキストより多くなっています。
大原の問題集と答練や模試を使ってしっかり学習すれば他のテキストは一切使わずに合格することが可能です。
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受講スタイルがすごい
大原は自分に合わせて以下4つの受講スタイルが選べます。
- Web通信
- Webライブ
- 教室通学
- 映像通学
簡単に紹介します。
Web通信
いつでもどこでも大原の講義と模試解説が受講できる!
いわゆる通信講座です。
再生スピードの調整、項目ごとのブロック分け等は準備されています。
また大原の専用アプリに講義動画を事前にダウンロードしておけばデータ容量を気にすることもないですし、通信環境がない場所でも閲覧できます。
ただ個人的な意見ですが大原の強みは対面やライブにあると思ってますので通信講座を選ぶのであれば他の予備校を検討しても良いかなと思います。
Webライブ
Web通信講座と似てますが名前のとおり「ライブ配信」で講義を受講できます。
私の調べた限りこの受講形態は大原のみです。
Web通信との大きな違いは
- 臨場感のある講義
- 学習ペースを保てる
- 講義の直後に質問できる
の3つです。
特に「学習ペースを保てる」は大きいと思います。
通信講座の場合、講義をいつ観るかや学習計画を自分で立てる必要がありますがライブ配信であれば講義のスケジュールは決まっています。また、時間が決まっているのでサボりぐせがある人には特に効果があると思います。
また後日の確認などのために講義のDVDも提供されるため、アフターフォローもばっちりです。
個人的には大原の受講形態の中でもおすすめのひとつです!
教室通学
すでに触れましたが大原の最大の特徴は「熱意」です。
この熱意が一番伝わるのはやはり教室通学であり、教室通学を選ぶのであれば大原、大原を選ぶのであれば教室通学と言っても過言ではないと思います。
やはり生の講義を受講することが理解への一番の近道だと私は確信しています。また教室に通学していれば疑問点を即座に講師に質問できる点も大きなメリットです。
なお教室通学でも専用アプリに講義をダウンロードし、後日視聴することは可能ですので後々のフォローも完璧です。
映像通学
大原校内の個別視聴ブースで講義を受講する学習スタイル!
Web通信講座と近いですが、校舎に行って受講する点がポイントです。
定期的な通学時間が取れない方が、ご自身の都合に合わせて受講できます。
わざわざ校舎に行くぐらいなら自宅で・・・と思うかもしれませんが、自宅に数ある誘惑に打ち勝てない人は実際に校舎に行って受講するこのスタイルがおすすめです。
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合格実績がすごい
本記事を書いている2023年2月時点で公表されている大原の簿記1級合格実績は以下のとおりです。
回数 | 全合格者 | うち大原合格者 | 大原の割合 |
---|---|---|---|
157回(2021年2月) | 502名 | 26名 | 5% |
158回(2021年6月) | 746名 | 58名 | 8% |
159回(2021年11月) | 935名 | 163名 | 17% |
157回、158回は正直あまり高くないですが159回は大原の合格者占有率が17%と2割に迫る勢いです。
しかし私はこの記事を書くために合格実績を調査したときは正直「思ったより低いな」と思いました。
そこで、日商簿記1級の大原以外の予備校であるTAC、クレアール、スタディング等の合格実績を調べたところ公表されてませんでした。
※私が見つけられなかっただけの可能性あり。公表されてましたらご指摘ください。
つまり大原は合格実績については自信をもっており、だからこそ開示しているのだと思います。
合格実績を開示している予備校と開示していない予備校。あなたならどっちを選びますか?
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大原簿記1級講座のここがいまいち
さて、ここまで大原の簿記1級講座のすごいところを書いてきましたがいまいちな点が2つあります。
それは
- 受講料が高い
- 初学者向けコースはない
の2つです。順番に解説します。
受講料が高い
大原について調べると必ず書いてある大原のいまいちな点です。
コース | 値段 |
---|---|
Web通信 | 146,500円 |
Web通信+DVDフォロー | 185,700円 |
Webライブ | 178,700円 |
映像通学 | 178,700円 |
教室通学 | 178,700円 |
どの講座も20万円弱となかなかのお値段です。
TACとはそこまで差はないのですがクレアールは期間限定の割引等を使うと10万円以下になるので大原のおよそ半額になります。
大原であれば日商簿記1級の合格は間違いないですが、かなり高い買い物になることは間違いないです。
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初学者向けのコースはない
大原の日商簿記1級講座は2級学習経験者が対象です。
大原に限った話ではないのですが、いきなり日商簿記1級の講座を選ぶことはできません。
また3級と2級のW合格コースという初学者向けのコースはありますが、日商簿記1級は完全に別枠です。
それだけ日商簿記1級の難易度が高いということですので、日商簿記1級を目指す人もまずは日商簿記3級と2級からスタートです。
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まとめ:大原はアウトプット重視がすごい!
- 大原の日商簿記1級講座はアウトプット重視を掲げており講師、カリキュラム、テキスト、受講スタイルがすごい
- 日商簿記1級の合格実績を公表しているのは大原のみ
- ただし学費は高い
大原のカリキュラムをこなせば、日商簿記1級は必ず合格します。
決して簡単な道ではないですが、大原を信じれば間違いないです。少なくとも私は日商簿記1級は大原の講義のみで受かっています。
では、今回はここまで。最後まで読んでいただきありがとうございました!
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