公認会計士の勉強を始めるんだけど、どの予備校を選べばいいんだろう・・・?
今回は公認会計士試験の予備校を選ぶ際のポイントを解説します!
- 公認会計士の予備校を選ぶポイントを解説
- 公認会計士の予備校を選ぶ際に考慮してはいけないポイントを解説
<プロフィール>
- 高校卒業後に公認会計士試験を目指して受験に専念
- 当時最年少で公認会計士試験に一発合格
- 公認会計士試験の会計学(簿記)をトップで合格
本記事を書いている私は公認会計士試験を当時最年少で合格しています!
- 公認会計士を目指すことを決意した人
- 公認会計士を目指すか迷っている人
- 公認会計士の予備校をどこにするか迷っている人
公認会計士の予備校を選ぶ3つのポイント
私が思う公認会計士の予備校を選ぶ際に比較検討すべき項目は3つです。
- テキスト
- 講義
- 質問体制
この3つがそれぞれ自分に合っていると思うところを選べば良いです。
特にテキストと講義は非常に重要なポイントになります。
どの予備校も体験授業や一部のテキストの無料配布をやっていますので、実際に申し込む前にかならず確認しましょう。
では、具体的にどのような視点で見ていけば良いのか解説します。
テキスト
テキストを比較検討するうえで、見るべきポイントは3つです。
- 図、イラストが見やすいか
- 文字のフォントやサイズが見やすいか
- 項目ごとの重要性が載っているか
なお、説明がわかりやすいかは気にしなくていいです。
正確に言うと判断が難しいです。
予備校を検討している方はこれから公認会計士の勉強を始める方ですので、テキストを読んで「わかりやすい」「わかりにくい」を判断するのは難しいことが多いためです。
図、イラストが見やすいか
公認会計士講座のテキストは、図やイラストが使われることが多いです。
図やイラストは講義やテキストの内容を理解するために非常に重要なため、図やイラストの見やすさはもっとも重視すべきポイントです。
見やすさについてはあまり難しく考えず、候補の予備校のテキストを並べて「なんとなくここが一番好み」ぐらいのレベルで決めてOKです。
文字のフォントやサイズが見やすいか
公認会計士講座のテキストは、図やイラストも多いですが文字量は非常に多いです。そもそもテキストが数十冊あります。
そのため文字の読みやすさは非常に重要です。
文章そのものの読みやすさを比較検討することは難しいため、一番気にするべきポイントは文字のフォントと大きさです。
予備校ごとにどのフォントを使っているかまではわかりませんが、見比べてみて一番読みやすいテキストを見つけると良いでしょう。
項目ごとの重要性が載っているか
公認会計士講座のテキストの分量は非常に多いです。
そのため項目ごとにメリハリを付けた勉強を行うことが重要です。
項目ごとのメリハリをつけた勉強とは、例えば重要な項目は勉強時間をしっかり確保して、さほど重要でない項目は勉強時間を費やさない等です。
しかし項目ごとの重要性を受験生が判断することは通常困難ですので、テキストに項目ごとの重要性が載っているかは非常に重要です。
講義
講義を比較検討するうえで見るべきポイントは3つです。
- 講師の喋るスピードはちょうど良いか
- 板書の字が読みやすいか
- 講義の内容がスムーズに頭に入ってくるか
講師の喋るスピードはちょうど良いか
私見ですが、公認会計士講座の講師の人は早口な方が多いです。限られた授業時間で必要な単元をこなさなければならないので仕方ないとは思いますが。
逆に喋るのがゆっくりの人もいるとは思います。
そのため、喋るスピードが自分の好みに合うかが重要です。
あまりに早いと聞き取れなかったり、授業についていけないおそれがあります。
逆にゆっくりすぎると授業を聞いててイライラしてきます。
どれぐらいのスピードが正解ということはなく、実際に体験授業等を聞いてみて好みに合った講師を探せば良いでしょう。
板書の字が読みやすいか
キレイな字である必要はないですが、板書の字が汚くて読めないと地味にストレスが溜まります。
そのため、自身が不快にならない程度の字を書いてくれる先生を探しましょう。
講義の内容がスムーズに頭に入ってくるか
実際に授業を聞いてみて「わかりやすいな」と思った人の授業を受ければいいです。
どの予備校の先生もプロですので、講義がわかりにくい講師はほとんどいないのですが「特にわかりやすい!」という先生は必ずいます。
フィーリングや個人の感性になってしまいますが、1年以上教わる先生ですので実はこのフィーリングで合うというのが一番重要です。
質問体制
質問体制で比較検討すべきポイントは2つです。
- 質問方法が複数あるか
- 順番待ちが発生しづらいか
公認会計士の勉強中は色々と質問事項がでます。
シンプルに「この項目がわからない」だけではなく、勉強方法や精神的な悩み等、質問内容は多岐にわたります。
そのため、いつでもいろいろな方法で質問ができる体制は非常に重要なポイントです。
質問方法が複数あるか
コロナの影響もありますが、対面での質問はできて当たり前です。他の手段として
- 電話
- Zoom等のオンラインツールの利用
- メール
などの方法があります。
言うまでもなく、色々な手段がある方が良いです。
順番待ちが発生しづらいか
当たり前ですが生徒の数は講師の数より多いので、質問をしたくても順番待ちになることがあります。
言うまでもなく順番待ちはない方が良いです。
順番待ちが発生しない手段として、事前予約制があったり常駐している講師の方が多い予備校が良いでしょう。
予備校を選ぶうえで考えてはいけない2つのポイント
ここまで予備校を選ぶ際のポイントを書いてきました。
逆に予備校を選ぶ際にあまり気にしなくて良い、むしろ気にしない方が良いと個人的に思っている2つを紹介します。
気にしなくて良い2つとはズバリ「合格率」と「学費」です。
合格率はあまり気にしない
そもそもほとんどの予備校は合格者数は出していますが合格率を開示しておらず、調べるだけ時間の無駄です。
また公認会計士の予備校は大手であれば、どの学校も毎年数百人は合格しています。
その数百人に自分が入ればいいだけですので、他の人が合格したかどうかは気にしても仕方ないですし意味がありません。
学費は予備校決定の理由にしてはいけない
公認会計士の予備校の費用は安くても50万円以上します。安い買い物ではありません。
でもちょっとでも安いという理由で予備校を選び、受からない挫折するというパターンは最悪です。
確かに安くない買い物ですが、公認会計士試験に合格すれば1,2年で回収できる金額です。
必要な自己投資と割り切ってください。
「安い」という理由だけで予備校を選ぶことだけは決してしないでください。
公認会計士の予備校を選んだら
たまに複数の予備校に通ったり、科目ごとに違う予備校を使う人がいますが個人的にはおすすめしません。
すでに述べた通り、予備校を決めるうえで重要なポイントはテキスト、講義、質問体制ですがこれらは予備校ごとの特色があります。
そのため勉強を続けていくとその予備校への慣れが出てきます。
長時間勉強を行うストレスを少しでも軽減するため、予備校に対する慣れは非常に重要です。
どの予備校を使っても絶対に合格します。
自分が選んだ予備校を信じ抜くことが一番大事です。
筆者おすすめの予備校
- 大原簿記学校
- CPA会計学院
筆者がおすすめする予備校はこの2強です。
それぞれの予備校については以下の記事で詳しく解説しています。
- 大原簿記学校
- CPA会計学院
まとめ:公認会計士の予備校はテキスト、講義、質問体制で選ぶべし
- テキストの図や文字が見やすいか。重要度が明記されているか
- 講義の喋るスピードはちょうどよく、板書は読みやすいか。わかりやすいか
- 質問体制は方法が充実しているか
- 合格率と費用は予備校を選ぶ上で気にしない
- 一度決めたらその予備校を信じ抜く
公認会計士の予備校は費用が高いため、どの予備校を使うかはかなり悩むと思います。
ただし有名な予備校であればどの予備校を使っても合格は可能です。
自分が一番良いと思った予備校を選んで、少しでも合格の可能性を上げてください。
それでは、今日はここまで。最後まで読んでいただきありがとうございました!