日商簿記3級を飛ばして、いきなり2級から受験したいんだけどそれってあり? やっぱり3級を先に取らないとダメ?
いきなり日商簿記2級から受験していいのか解説します!
- いきなり簿記2級から受験していいのか解説
- 簿記2級から受験する場合に必要なことを解説
<プロフィール>
- 高校卒業後に公認会計士を目指して受験に専念
- 当時最年少で公認会計士試験に合格
- 公認会計士試験の会計学(簿記)をトップで合格
本記事を書いている私は公認会計士試験の会計学(簿記)をトップで合格している簿記のプロフェッショナルです!
- 簿記2級の合格が絶対に必要な方
- 簿記の勉強をこれから始める人
いきなり日商簿記2級の受験はアリ!
日商簿記3級を飛ばしていきなり日商簿記2級の受験はアリです!
日商簿記には受験資格もなく、3級に合格していなくても2級の受験・合格は可能です。
でも3級から始めるよりは難しいんじゃない?
いきなり2級を受けた場合でも合格する方法を解説します。
いきなり簿記2級を受けて合格するために必要なことは?
- 簿記3級の勉強をする
- 合格までのスケジュールを立てる
- スクールに通うかテキストを買う
順番に解説します。
日商簿記3級の勉強をする
簿記2級から受験することは可能ですが「勉強は簿記3級から」行うことが必要です。
理由は2つです
- 簿記3級が簿記の基礎であり、3級の知識がないと簿記2級の理解が困難だから
- 簿記2級のテキストは簿記3級の理解を前提に作られているから
例えば足し算をできない人がいきなり因数分解の問題は解けないですよね。
それと同じで、簿記3級の知識がない人がいきなり簿記2級の問題を解くことは不可能です。
また簿記2級のテキストは簿記3級の知識があることを前提に作られているため、簿記3級について改めて解説していることはありません。
簿記2級を勉強するには3級の勉強が避けて通れません。
合格までのスケジュールを立てる
日商簿記2級はいつでも受験が可能です。
そのため、勉強開始から受験するまで(合格するまで)のスケジュールを自身で決める必要があります。
合格までの期限によってスケジュールの立て方が変わります。
- 合格までの期限が決まっている
- 合格までの期限が決まっていない
それぞれの場合のスケジュール立て方を解説します
合格までの期限が決まっている
受験する日を予め設定し、毎日の勉強時間を決める
例えば合格までの期限が3月末までであれば、2月に受験する計画を立てましょう。
日商簿記2級は決して易しい試験ではないため、不合格になる可能性も考慮して期限の1ヶ月前に受験するスケジュールをおすすめします。
日商簿記2級に必要な勉強時間は一般的に400時間~500時間程度と言われています。
ネットで調べると300時間程度と書いてあるところもありますが、日商簿記3級を合格するレベルの人が追加で必要な勉強時間が300時間程度ですので、要注意です。
例えば、この記事は7月に書いていますので翌年の2月に受験するとすると7月~翌年2月までは8ヶ月あります。
そのため、毎月必要な勉強時間は500時間÷8ヶ月=62.5時間です。
1ヶ月を4週間と考えると、62.5時間÷4週間=15.6時間。
さらに1日あたりの勉強時間にすると15.6時間÷7日=2.2時間。
およそ1日2時間の勉強が必要になります。
とはいえ、日商簿記2級の合格を目指す人は他の学業やお仕事がありますので、1日2時間の勉強時間を確保するのは結構大変です。
私は1週間単位で考えることをおすすめしています。
例えば、私は平日は仕事があるため、勉強時間は1日1時間の確保が限界です。
そのため、月~金は1時間ずつ勉強し、土日はそれぞれ5時間ずつ勉強するスケジュールを立てます。
平日1時間×5日間+土日5時間×2日間=15時間 と1週間で必要な勉強時間が確保できます。
これは一例ですが、実現可能な勉強時間で考えていきましょう。
無茶な勉強時間を想定すると後々苦しくなり、最悪の場合は挫折してしまいます。。。
合格までの期限が決まっていない
必要な勉強時間から逆算して、受験時期を決めましょう!
先述したとおり、日商簿記2級の合格までに必要な勉強時間は約500時間です。
例えば毎日1時間ずつ勉強した場合、合格までにかかる期間は500日とおよそ1年半となります。
「1年半だと長すぎて挫折しそう」と思うのであれば、毎日2時間ずつ勉強するスケジュールにします。250日と合格までにかかる期間はおよそ8ヶ月となります。
コツコツやるか一気にやるかはどちらも正解なので、ご自身にあったスケジュールを決めましょう。
より具体的な説明は以下の記事で解説していますのでぜひご覧ください。
スクールに通うかテキストを買う
日商簿記2級を勉強するためには、スクールに通うか、独学合格を目指してテキストを買う必要があります。
スクールか独学かは資格試験を勉強する上で最初に悩む選択ですが、私がおすすめしている決め方があります。
- お金をかけてでも早く確実に受かりたい
-
スクールに通う
- お金をかけたくない
-
独学
決め手はお金だけです
スクールと独学はどっちがいい?
日商簿記2級は2016年から難易度が上昇傾向にあります。
2016年より前は独学でも十分に合格可能でしたが、現状の難易度だと独学による合格のハードルはかなり高いです。
そのため独学で挫折してしまうぐらいならスタートからスクールに通うことをおすすめします。
スクールの値段は6万円から10万円程度と決して安くないですが、日商簿記2級にはそれだけの価値があります。
私がおすすめしているスクールは「大原」と「クレアール」です。
どちらも初学者向けに簿記3級から2級まで一気に教えてくれる講座がありますので、おすすめです。
詳細は以下の記事でまとめていますのでぜひご覧ください
まとめ
- いきなり日商簿記2級から受験することはアリ
- ただし日商簿記3級の勉強は必須
- 合格までのスケジュールを決める
- 早く確実に受かりたいのであればスクール一択
日商簿記2級は転職で応募の必須資格になっていることも多く、大人気の資格です。
この記事を読んで簿記の勉強を決意した方が1人でもいれば嬉しいです。
それでは、今日はここまで。最後まで読んでいただきありがとうございました!
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