宅建士のテキストって色々な種類があってどれを選べばいいかわからないよ・・・。
私が実際に利用した【わかって合格(うか)る宅建士】シリーズを紹介します!
- 宅建の受験を決意した人
- 宅建のリベンジを目指しているが、テキストを買い換えようか検討中の人
- 宅建の勉強をしているが、いま使っているテキストで伸び悩んでいる人
<プロフィール>
- 2021年に不動産業に近いとある上場会社の経理部に転職、不動産取引の知識習得を目指して、宅建に挑戦
- 宅建の試験は独学、勉強時間132時間で一発合格。
- 宅建の本試験の点数は41点
- 登録実務講習の修了試験は満点で合格
わかって合格る宅建士シリーズの概要
- わかって合格る宅建士シリーズは全部で4種類
- 他シリーズは2種類程度のため、他シリーズより種類が多いことが特徴
他の宅建士のテキストは基本テキストと問題集の2冊セットが多いですが、わかって合格るシリーズは全4冊と種類が多いのが大きな特徴です。
そこで、まずは4種類について簡単に概要を説明します。
わかって合格(うか)る宅建士 基本テキスト
- フルカラー
- 4分冊にセパレート可能
- 付属の赤シートを使った暗記ができる
- 巻末に厳選過去問プレミアム50を掲載
- 他シリーズに比べると図表は少なめで文章解説が多め
- 過去問の出題箇所にアンダーライン
- ネットによるアフターフォローあり
フルカラー
わかって合格る基本テキストは全ページフルカラーです。
他シリーズもテキストはフルカラーが多いですが、私はわかって合格るシリーズの色使いが一番好きです。
色使いは好みだと思いますので、購入前に一度見てみることをおすすめします。
4分冊にセパレート可能
以下の4分野ごとにテキストを分割(セパレート)できます。
分野 | ページ数 |
---|---|
民法 | 224 |
宅建業法 | 168 |
法令上の制限 | 164 |
その他 | 126 |
全体のページ数は700ページ超と持ち運びが大変ですが、セパレートした状態なら持ち運びは簡単です。
私は通勤時間に勉強していたので、勉強中はバックに1冊入れてました。
赤シート付属
暗記をする上で欠かせない赤シートが付属されており、赤シートで隠しながら重要単語の暗記ができます。
図表は少なめで文章解説が多め
他のシリーズに比べると、図表が少なめで文章による解説が多い印象です。
ただ、あくまで他シリーズと比べた場合ですので、重要なところは必ず図表を入れてわかりやすく説明してくれているので、文章ばかりでわかりづらいということはないです。
過去問の出題箇所にアンダーライン
過去問で出題された内容については、解説文にアンダーラインをひき過去問に出題された内容であることを教えてくれます。
宅建の試験は過去問が重要となってきますので、勉強する上で重要度の目安となります。
ネットによるアフターフォローあり
正誤表はもちろんのこと、法改正があった場合はインターネットから該当箇所を閲覧することができます。
また、発刊時点で公表されていない統計情報は後日ネットで専用のページが公開されます。
専用のページはテキストに付属されるコードが必要なため、購入者しか閲覧できません。
わかって合格(うか)る宅建士 分野別過去問題集
- 左側のページに問題、右側のページに解答と解説
- 4分冊にセパレート可能
- 基本テキストとリンク
左側のページ問題、右側のページに解答と解説
見開いたときに問題と解答・解説がひと目で見られるようになっています。
赤シートに対応していませんので、問題を解く時は右側のページを紙等で隠す工夫が必要です。
私はノートに答えを書きながら解いていたので、ノートで隠しながら問題を解いていました。
4分冊にセパレート可能
基本テキストと同じく以下の4分野ごとにテキストをセパレートできます。
全部で650ページ近くあるので、持ち運びはもちろん、机に座って問題を解く場合でもセパレートできるのはかなり便利です。
分野 | 問題数 | ページ数 |
---|---|---|
民法 | 105 | 211 |
宅建業法 | 90 | 179 |
法令上の制限 | 73 | 145 |
その他 | 37 | 73 |
基本テキストとリンク
解説の最後に基本テキストの該当するチャプターとセクション(章と項)が明記されていますので、テキストを見返す際にどこを見れば良いのかすぐわかるようになっています。
わかって合格(うか)る宅建士 一問一答 セレクト1000
- 一問一答形式で、左側のページに問題、右側のページに解答と解説
- コンパクトサイズ(B6ぐらい)で持ち運びに便利
- 1ページの記載量は1~4問程度
- 基本テキストとリンク
一問一答形式で、左側のページ問題、右側のページに解答と解説
名前の通り、一問一答になっており、左側のページに問題、右側のページに解答と解説が載っています。
宅建の本試験は4つの肢から正解をひとつ選ぶ形式ですが、一問一答セレクト600は肢ひとつひとつを抜き出して、○か×を当てる問題集になっています。
解答が赤シートに対応していない点がやや不満点ですが、私は適当な紙を用意して、右側の解答と解説が見えないようにしていました。
コンパクトサイズ(B6ぐらい)で持ち運びに便利
セパレートはできませんが、コンパクトなサイズに作ってありますので持ち運びに困ることはありません。
私は通勤時間の勉強用にテキストと一緒に持ち歩いていました。
1ページの記載量は1~4問程度
1ページの問題量は多くて4問程度ですので、スピーディに勉強することができます。
ちょっとしたスキマ時間の勉強にも便利です。
基本テキストとリンク
項目ごとになりますが、基本テキストの該当するチャプターとセクション(章と項)が明記されていますので、テキストを見返す際にどこを見れば良いのかすぐわかるようになっています。
わかって合格(うか)る宅建士 過去問12年PLUS(プラス) 2022年度
- 過去問が過去12年にわたって収録されている
- 問題と解説の2つにセパレートできる
- 民法で改正があった一部の問題は削除されている
- 12月実施分はネットでフォローされる
過去問が過去12年にわたって収録されている
名前の通り、12年分の過去問が年度別に収録されています。
私は模試のようなイメージで、実際に時間をはかって問題を解いていました。
問題と解説の2つにセパレートできる
年度ごとに解いてから、解説を見るといった使い方がメインとなりますので、問題を解いている最中に解答を隠せます。
また、見直し中は問題と解答の両方を見たいので、セパレートして両方を一気に見れるのは便利でした。
民法で改正があった一部の問題は削除されている
2020年に民放は大改正があったため、改正の影響を受ける一部の問題は削除されています。
そのため、うっかり改正前の勉強をしてしまうことはありません。
12月実施分はネットでフォローされる
過去問12年PLUSは発刊が2022年1月のため2021年12月実施試験は掲載されていません。
しかし、ご安心ください。後日ネット上で解説とともに公開されますので、直近12月までの過去問をチェックすることが可能です。
専用のページはテキストに付属されるコードが必要なため、購入者しか閲覧できません。
わかって合格るシリーズを選んだ理由
私がわかって合格るシリーズを選んだ理由は3つあります。
- 図表と文字のバランスが一番好みだった
- デザインが一番好みだった
- 一問一答のテキストが欲しかった
順番に説明していきます。
図表と文字のバランスが一番好みだった
わかって合格るシリーズは他のテキストに比べるとやや文字による説明が多めですが、私は文字の量が多いほうが好みだったので、わかって合格るシリーズを選びました。
文字が多めではありますが、大事なところはかなりわかりやすい図表が入っていますので説明がわかりにくいということは一切ないです。
デザインが一番好みだった
特に説明の図表が好みでした。
わかって合格るシリーズの図表は他のテキストに比べるとシンプルにまとめられていて、とても見やすいです!
一問一答のテキストが欲しかった
通勤中の電車に乗っている時間で問題演習をしたかったため、一問一答のテキストはかなり重宝しました。
宅建の問題集は通常4択から答えを1つ選ぶパターンですが、通勤の電車の中だと4つ全部の○×を判定して、答え合わせして・・・というのがやりづらいなと思ってました。
そのため、一問一答の問題集があるシリーズがほしかったのですが、宅建のテキストだと一問一答の問題集を出しているシリーズはわかって合格るシリーズしかないので、わかって合格るシリーズを選びました。
おすすめできる人、できない人
私が実際に使ってみて、わかって合格るシリーズをおすすめできる人・おすすめできない人を分析してみました。
おすすめできる人
- デザインが好みに合っている
- 文字でしっかり解説してほしい
- 移動中等のスキマ時間を使って勉強したい
デザインが好みに合っている
一番重要なポイントです。
宅建のテキストは有名どころであればどれを使っても合格できますので、デザインが好きか嫌いかで勉強のモチベーションや効率がかなり変わります。
文章でしっかり解説してほしい
わかって合格るシリーズは文字により丁寧な解説がしっかりなされますので、文章でガッツリ説明してくれるテキストが好みの人におすすめです。
デザインの好みと合わせて、実際に本屋で立ち読みしたりアマゾンの試し読み機能を使って、他のテキストと見比べてみると良いと思います。
移動中等のスキマ時間を使って勉強したい
私が選んだ理由に書いたとおり、移動時間中に勉強するのであれば一問一答のテキストはかなりおすすめです。
そのため、移動中等のスキマ時間でこまめに勉強する予定の人にわかって合格るシリーズはおすすめです。
おすすめできない人
- デザインが好みに合わない
- 文字よりも図表を中心に説明してほしい
デザインが好みに合わない
わかって合格るシリーズは他のシリーズに比べてデザインがシンプルなため、もっと凝ったデザインが好きな人はわかって合格るシリーズと相性が悪いかと思います。
文字よりも図表を中心に説明してほしい
わかって合格るシリーズは重要なところは図表を使った説明をしてくれますが、文章による丁寧な説明が特徴です。
そのため、文章の多いテキストが苦手な人や図表を使った説明が好みの方とは相性が悪いかと思います。
他テキストとの比較
私が宅建士のテキストを買う際は、ネットでいくつか候補を調べ、近所の本屋で現物を見た上でわかって合格るシリーズを選択しました。
そこで、私が実際に購入の選択肢に入れていたテキストとわかって合格るシリーズを比較した感想を解説していきます。
VS宅建士 合格のトリセツ
- わかって合格るシリーズと最後まで迷った
- デザインは合格のトリセツのほうが好み
- 一問一答欲しさからわかって合格るシリーズにした
わかって合格るシリーズとどちらにするか最後まで迷ったテキストです。
デザインもわかりやすく、図表と文章のバランスも良く、ペンギンのキャラクターも好みでした。
また、テキストにメモを書き込める欄が予め用意されていること、例題が解説の途中に挿入されているのがとても良かったです。
わかって合格るシリーズの例題は巻末にまとめて掲載されているので、テキストを読んだあとに巻末に飛ぶのが地味に面倒でした。
実はデザインや構成だけで言えば合格のトリセツのほうが好きでした。
最終的には一問一答が欲しかったので、わかって合格るシリーズを選びましたが、合格のトリセツシリーズに一問一答があれば、合格のトリセツシリーズを購入していたと思います。
VSみんなが欲しかった!宅建士の教科書
- パット見てわかるというコンセプトが好みに合わなかった
- 図表のフォントが見づらかった
みんなが欲しかったシリーズは
「パッと見てわかるフルカラーテキスト★
Amazonの商品説明より引用
「読む」と言うより「パッと見て分かる本」魔法のようによくわかる教科書
というコンセプトに作られているのですが、私は読んで理解したかったので本屋で立ち読みして「自分には合わないな」と思いました。
また、図表のフォントが個人的に読みづらかったためみんなが欲しかったシリーズは合わないと思い購入しませんでした。
私の好みには合いませんでしたが、Amazonでベストセラー1位のテキストですので決してわかりにくいテキストではないと思います。
VSスッキリわかる宅建士 中村式戦略テキスト
- 二色刷りよりもフルカラーが良かった
- リンクしている問題集がなかった
スッキリわかる宅建士は二色刷りのテキストでしたが、私は初学者だったのでフルカラーが良いなと思いました。
またリンクしている問題集がなく過去問を解くために別の問題集を選ぶ必要があったため、リンクしている問題集がある他のシリーズが良いと思い、早々に候補から除外しました。
わかって合格るシリーズを使った勉強方法
わかって合格るシリーズを使った宅建の勉強方法は別記事にまとめてありますので、ぜひご覧ください!
まとめ:シンプルな図表と丁寧な説明、一問一答の問題集がおすすめ
- シンプルな図表と文章による丁寧な解説が欲しい人におすすめ
- 一問一答の問題集がおすすめ
宅建士は独学でチャレンジする人も多くテキストの種類も豊富です。
どのテキストを選べば良いか悩むかと思いますが、今回の記事が少しでもテキスト選びの参考になれば嬉しいです!
では、今日はここまで。最後まで読んでいただきありがとうございました!
コメント