公認会計士の合格までに必要な勉強時間は一般的に3,000〜5,000時間ぐらいと言われています。

でも、公認会計士の合格者って有名な大学の出身者ばかりだし、僕らのような高卒はもっとかかるんじゃ・・・?

そんなことは全くないです!
4,853時間!
私の実際の勉強時間は4,853約時間でした。
つまり平均ぐらいです。他の人の倍や3倍かかるというとは全くありません。

では、具体的にどれぐらいの期間勉強したの?

1日何時間ぐらい勉強したの?
そんな疑問を解消するため、実際に私の試験勉強始めてから受験当日までの全体スケジュール、そのときそのときの勉強時間を振り返ってみます。
前提
会計士試験は勉強期間が何年ぐらいなのか、いつから勉強を始めるのか等で勉強時間が変わってきます。
なので、まずは私が試験を受けたときの前提をお話します。
試験は何回受けた?
一発合格です!
短答式も一発です。私が試験受けたときは、短答も年1回だったので、一発合格=短答も一発なのですが笑
勉強スタートから試験本番までのスケジュール
2005年4月スタート・2006年5月に短答式、2006年8月に論文式試験というスケジュールです。
そのため、期間でいえば約1年4ヶ月、日数で言えば506日です(2005年4月1日から試験前々日の2006年8月20日まで)。
暮らし
高校卒業後に、会計士試験を受けるために専門学校に通い出したのですが、お金もなく実家ぐらしでした。
私は当時横浜市に住んでいたのですが、専門学校は東京の水道橋まで行っていましたので、登校と下校は片道約2時間でした。
バイト等は一切してませんでした。そんな時間もなく、できませんでしたというのが正確かもしれませんが。。。
具体的な勉強時間の算出
計算方法
私が会計士試験を受けてからこの記事を書くまでの間に実に15年の年数が経っております。
残念ながら、当時のスケジュール帳や勉強していたテキスト等はすべて廃棄してしまっておりますが、当時は我ながらびっくりするぐらい毎日同じ時間割で過ごしておりました。
上述したとおり登下校に片道2時間かかることから電車の時間等の制約があったことから、自然とそうなってしまったんですね。
そのため、当時の1日の勉強時間を算出し、そこから日数を掛け算する方法で勉強時間を算出しています。
計算は一見シンプルに見えますが、かなり正確な数値だと自負しています。
ただし、勉強している時期によって微妙に1日のスケジュールが変わるので、今回は勉強時期を5つに分けて、それぞれの時期の勉強スケジュールを紐解いていきます。
5つに分けたスゲシュールは下記のとおりです。


スケジュールごとの詳細な勉強方法と科目別の勉強方法を下記記事で紹介していますので、ぜひご覧ください!
入門期1 勉強スタート まずは計算科目
ひたすら簿記と管理会計のいわゆる計算科目のみです。
このときは勉強の指標として6月の日商簿記1級合格を目指して勉強していました。今思うと、勉強始めて2ヶ月で1級って・・・。
月曜日〜土曜日は9時から21時まで学校で授業か自習。
日曜日は9時〜18時まで学校で授業か自習
家では一切勉強してません、というか物理的に家には風呂と寝てるためだけに帰ってるだけでした。
この勉強が4月1日から当時の日商簿記1級試験日前日の6月12日まで続きました。
ちなみにこのとき1級は落ちました
入門期2 理論科目スタート
簿記、管理会計に加えて、財務諸表論、監査論、企業法のいわゆる理論科目の勉強がスタート。
月曜日〜土曜日は9時〜21時まで学校で授業か自習。
日曜日は完全にオフにして、一切勉強はしない。
ただし行き帰りの電車で常に理論科目の勉強(予習復習や暗記)をするようになりました。
大体片道1時間半はやっていたので、往復3時間でしょうか。
答練期 一番の地獄
授業が一旦終わってひたすら答練を解いて、復習してを繰り返す時期。合わせて租税法と選択科目(私は経営学)の授業がスタート。
実はこの時期も勉強時間だけで言えば、入門期2と変わりません。
月曜日〜土曜日は9時〜21時まで学校で授業か自習。
日曜日は完全にオフにして、一切勉強はしない。
行き帰りの電車で合わせて3時間勉強。
短答直前期 マークシート特化
短答に向けた勉強に特化する時期ですね。
とはいえ、勉強時間だけみれば実はルーティーンは同じ。
月曜日〜土曜日は9時〜21時まで学校で授業か自習。
日曜日は完全にオフにして、一切勉強はしない。
行き帰りの電車で3時間勉強。
論文直前期 最後の追い込み
最後の追い込み
ここまで読んでくれた方ならお気づきでしょう。一緒です笑
月曜日〜土曜日は9時〜21時まで学校で授業か自習。
日曜日は完全にオフにして、一切勉強はしない。
行き帰りの電車で3時間勉強。
1日のスケジュールまとめ
毎日の勉強時間やスケジュールをまとめると、以下の通りです。
まとめると入門期1とそれ以外に大別されます。
入門期1


入門期2以降

掛け算
では具体的な計算をしましょう!
入門期1
月曜日〜土曜日は9時から21時まで。お昼休憩1時間と途中のトイレ休憩等々が1時間として、1日10時間
日曜日は9時から18時まで。お昼休憩1時間と途中のトイレ休憩等々が1時間として、1日7時間
2005年4月1日~2005年6月12日までの月曜日~土曜日の日数は68日
2005年4月1日~2005年6月12日までの日曜日の日数は11日
月曜日から土曜日
10時間×68日=680時間
日曜日
7時間×10日=70時間
合計:750時間
入門期2以降
月曜日〜土曜日は9時から19時まで学校。お昼休憩1時間と途中のトイレ休憩等々が1時間として、1日8時間。
加えて、電車の往復の勉強時間が3時間なので、1日合計11時間
2005年6月13日~2006年8月20日までの月曜日~土曜日の日数は373日
※試験は2006年8月22日で、前日は一切勉強しなかったので、20日まで。
11時間×373日=4,103時間
合計!
750時間+4,103時間=4,853時間!
まとめ
おわかりいただけだでしょうか?
私は高校もスポーツ推薦で入ったため、会計士試験を受けるまでまともに勉強はしたことはありませんでした。
そんな私が目一杯勉強しても、世間で言われる会計士合格までに必要な勉強時間と大差ない勉強時間です。
この記事を読んで、必要な勉強時間は高卒だろうと関係ないんだ、これだけの勉強が必要なんだということが皆様に少しでも伝われば幸いです。

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